こんにちは。雨宮と申します。
11/12(金)~13(土)に1泊で倉吉に行ってきたので、今回の旅の内容なんかをまとめていこうと思います。
※倉吉ってどこ?って人用
鳥取県の中央部に倉吉市はあります。鳥取市は言わずと知れた県庁所在地なので人口はだいたい20万人弱くらいです。あと左の方にある米子ってところも大きな都市です。なんと言ってもサンライズで東京まで一本なおかげなのか分かりませんが県内唯一の自動改札機が存在するのが米子駅です。だいたい15万人弱の人口を擁しています。それに比べると倉吉市は5万人弱ほどしか人口がありません。倉吉駅は山陰地方の大動脈、山陰本線の特急停車駅ではありますが今なお過疎化と戦う地方都市のひとつというわけです。
ちなみに新宿区の2021年1月1日時点の人口は345231人です。
・11日(木) 20:30
先程少し話に出しましたが、鳥取県の玄関口というのは鳥取と米子の二通りがあります。本当はサンライズという寝台特急に乗って行こうと思っていたのですがお金が無さ過ぎて泣く泣く夜行バスに。しかしこちらも倉吉直行便なんてものはないので米子行き。
隣空いてたので広くて良かったです。鍛治橋20時半出発ってのは今まで乗ってきた夜行バス史上最も早い便でした。別に到着がめちゃくちゃ早朝ってわけじゃなくて、シンプルに遠いだけです。だって冷静に考えてみれば分かりますけど鳥取ってめちゃくちゃ遠いですからね。東京に住んでる普通の人は名古屋も遠出だな~と感じると思うんですけど、東京名古屋間の2倍の距離ありますからね。ちなみに僕は夜行バスに乗る前の日は徹夜でアニメ見るようにしてるので今回も爆睡できました。
・12日(金) 7:00
爆睡してたのは噓ではないんですが、どうしても朝になってくると結構目が覚めちゃうんですよね。それでふと思い出したんですけど、東名だか新東名だかの工事で中央道を迂回して行くよ~みたいなことをアナウンスで言われたな~と。いや事前にアナウンスしなさいよ、と思いましたが僕はそんなことで怒ったりしません。しかしそれが原因で到着が遅れるとなると話は別です。米子駅到着予定時刻は朝の6時50分。5時に目が覚めて確認した地図は岡山。まだ100km近くあるはずなんだけど大丈夫なのかな?と思っていたら案の定バスは大幅に遅れ、米子駅前に降り立ったのは予定時刻の50分後、7時40分。
遅れたことでちょうど通学の時間と被ったのでしょう、駅周辺には女子高生が溢れており、今から非実在の女の子たちに会いに行こうとしているオタク君は肩身が狭くて仕方がなかったです。
もともと6時50分に到着し7時9分発の山陰本線鳥取行き普通列車に乗ろうと思っていたのですが、次の8時10分発がなんかめちゃくちゃ遅くてダイヤの都合上特急を利用することにしました。7時9分発の列車は72分で倉吉駅に到着するのですが、その次に発車する8時10分発の列車は110分かかるんですよね。どうしてなんでしょうか。
結局特急料金1200円を課金して8時25分発スーパーまつかぜ4号鳥取行きに乗車。人生2度目の気動車特急であまりの激しい揺れに全身の関節が外れました。
車両の写真は撮り忘れましたが暇になった30分で駅弁を買ったので載せておきます。
HPとかで見てもらえれば分かるんですけど、おかずの種類多くて鰻とかまで入ってる上に1000円以下でとてもお勧めできます。
ただ問題は米子倉吉間が30分程度しかないことで、朝から思いもよらないフードファイトを迫られることになってしまいました。でも美味しいならOKです。
・12日(金) 9:00
着いた~~~~~!!!
宇崎~~~~~~~~!!!!!!
は本命ではなくて、
そうそう、これこれ。僕はひなビタ♪の聖地巡礼をしに来たわけです。(改札に立つ駅員さんに切符を渡しながら、ああ本当に県下第三の都市に自動改札機が無いんだなあと感じていました)
写真にはなんとか写さないようにしましたがこのパネルの左隣のベンチに女子高生が座っていて、あ、盗撮とかじゃないよ~ごめんね~って思いながら撮りました。
※ひなビタ♪ってなぁに?
↑ひなビタ♪です。
多分よくわからないと思うので一応説明しておくと、ひなビタ♪というのはKONAMIが2012年から開始したWeb連動型音楽配信企画です。
彼女たち5人の「日向美(ひなたび)ビタースイーツ♪」、略してひなビタ♪が、鄙びてしまった地元商店街を盛り上げようとバンド活動を始め、その活動内容を彼女たち自身のFacebookやYouTube上のラジオなどで全国へ発信するというもので、そのリアルタイム性は彼女たちを単なるキャラクターという位置づけからさらに押し上げることに成功しています。
上に記した特性上、彼女たちのストーリーを全て把握するにはFacebookの投稿(上の公式サイトから飛べます)をイチから遡るほかありません…が、これが5年半分存在しているためめちゃくちゃ時間がかかります。一応有志の方がまとめてくださったサイトがいくつかあるので、そちらで追ってもいいかもしれません。
そんな彼女たち日向美ビタースイーツ♪が暮らしている日向美商店街は「倉野川市」という架空の都市に位置しています。これはもちろん架空の都市なのですが、そのモデルとなったのが今回僕が訪れた鳥取県倉吉市なわけです。ここ倉吉はコンテンツツーリズムの中でもなかなかに成功を収めているケースでして、2016年には倉野川市と倉吉市、架空の都市と実在の都市とが初めて姉妹都市提携をするといった展開もありました。そんなこんなで大変ありがたいことに、長らく倉吉市はひなビタ♪を観光資源として推してくれているのです。
・12日(金) 9:30
倉吉というのはもともと1985年まで倉吉線という別の鉄道が通っていまして、当時は現在の倉吉駅(一般社団法人鳥取中部観光推進機構のピンが立っているあたりに山陰本線倉吉駅があります)から関金のほう(地図で言うと国道313号をずっと南西へ行ったところ)までを結んでいました。その途中駅として存在したのが打吹駅で、打吹公園や倉吉白壁土蔵群のあたりに位置していました。その打吹駅が倉吉市の中心駅だったわけで、そのあたりが倉吉の中心地であることは現在も変わりないのですが、そうなると現在の倉吉駅は街の中心から4kmほど離れていることになります。
もともと4kmくらいなら歩いても良いなと思っていたのですが、朝の遅れのせいで色々と周りきれなかったらどうしよう、と思ってバスに乗りました。
ここで問題が発生しました。僕は普段あまりバスに乗ることがなくて、乗ったとしてもICで済ませてしまっていたので、整理券の処理の仕方が分からなかったのです。倉吉駅から白壁土蔵群まで260円。財布の中の小銭は500円玉1枚と10円玉4枚。若干戸惑いつつも500円を料金箱に投入。
「あっ、お客さん、お釣り出ませんよ」
車掌さんの声が聞こえた時には時既にお寿司(10年前のギャグ)。どうやら事前に両替を済ませておく必要があったようです。一応バスセンターへ行けば対応してもらえるとのことでしたが、そんな気力も時間もなくとりあえずお手数かけてすみません、いや~なんかすみません本当こちらこそすみません、いや僕のせいなんですみません、と置きの謝罪とともに下車。いやしかし260円などラーメン屋でセットのチャーシュー丼を食べるか食べないかの差でしかありません。今日はこんなこと忘れて楽しもう、と目線を上げた時のことでした。
おわ~~~~!
東雲心菜ちゃんが出迎えてくれました。かわいいね。事前の情報収集により街中様々な箇所にこうしてキャラクターのパネルが置かれているというのは知っていたのですが、実際に目にするとテンションが上がります。バス停の目の前にあるこの打吹回廊、HPによればレストランとバーとギフトショップと展望台とビジターセンターと、というなんでもござれの施設らしいのですが現在コロナ禍により休業中とのことで残念。ガラス越しのここな。
そのすぐ近くの小林薬局さん。この東雲夏陽ちゃんは先程のここなの双子の姉です。薬局にチャイナドレスの美少女。一体店内には何が置いてあるのか気になったのですが、観光客が薬局に行ってどうするんだ…?と考えたら入れませんでした。何も買う気が無いのに店に入るってなんか申し訳なくてできなくないですか?僕だけでしょうか。
まだ9時、しかも特に祝日でもない金曜日だったので人はまばらだったのですが(上の写真は昼撮ったものです)、そんな朝の空気に混じってきゃいきゃいと甲高い声が聞こえてきました。振り向くと、数十人の小学生たち。恐らく地域の方であろうゼッケンを着たガイドさんのようなお爺さんに案内され、建物や道の歴史などを聞かされていました。あれは間違いなく社会科見学の類でした。近所のガキンチョ、異常成人男性が邪魔してごめんよ。
"聖地"特有の興奮と気まずさを感じつつまず僕が向かったのは、この如何にも歴史のありそうな建物。
ここが最初の目的地、倉吉白壁土蔵群観光案内所です。というのも、事前に「倉吉まで行って何をしよう?」と考えていた時にこちらのイベントを見つけたからです。
倉吉の施設を訪れる、もしくは飲食店で飲食をすることでスタンプを溜めることができ、集めた数によって記念品が貰える、というキャンペーンです。スタンプラリーとか何かを集めるという行為が大好きな僕は「これだ!」と思いました。覚えている方居ますでしょうか、昔関東でJRが開催していたポケモンスタンプラリー。遠い記憶ですが、確か土浦にカイオーガ、取手にルギアとかが配置されていて、伝説のポケモンをめちゃくちゃ端っこに配置しやがってと思っていましたが、そういえばあれが初めて茨城県に足を踏み入れた瞬間でした。全然関係のない話で申し訳ありませんが、つまりこのスタンプラリーをこの1日で集められるだけ集めようと思ったわけです。ただ問題は記念品の交換がこの観光案内所でしかできず、その観光案内所は営業時間が8時半から17時までだということです。今回僕はとある事情で次の日朝7時45分発のバスに乗って倉吉を発たねばならないため、今日1日、つまりここから7時間で勝負を決めなければなりません。また集めたスタンプの数に応じて記念品の内容が変わるため、どの賞を狙うかも考えなければなりませんでした。
参加賞までなら特に問題はありません。昼ご飯を食べて、カフェでゆっくりして、あとは少し歩けば集まるでしょう。しかしその上を狙うのであれば話は別。ブロンズ賞の飲食店5店舗、というものですら明らかに宿泊客用の設定です。
結局僕が目指したのはブロンズ賞です。勝算はあります。というのもこの食べてぺったん参加店舗、カフェが多く名を連ねています。つまり主食でなければ5店舗は行けるはずです。男の子だし。
そんなわけで、このスタンプラリーの台紙を貰いに朝イチで観光案内所を訪れたのです。
倉吉はフィギュアの生産が盛んな街のようで、こうしてねんどろいどとか置いてあったりします。この中で一番好きなのは仙狐さんです。
・12日(金) 10:00
先程観光案内所内にもフィギュアが置いてあったように、倉吉のあたりはフィギュアが有名で専門のミュージアムも存在します。それが次に向かった円形劇場です。
1階が特別展示+売店、2~3階が通常展示ということだったのですが、時間(とお金)ないからな…と思って1階のみの入場券を購入しました。あとで通常展示の部分にひなビタ♪スペースがあることを知って後悔しました。もともと円形の学校の校舎だったようで、その教室を再現したスペースにキャラクターのパネルが置いてあったりするそうです。次ゆっくり来たらちゃんと行きます。
入り口に日向さんのパネルがありました。日向さんってのは日向美ビタースイーツ♪と同じく倉野川出身の先輩キャラです。
特別展示がやってるみたいです。書いてある期間は終わっていましたが、調べたら好評につき11/14まで延長してたとか。普通にかなりエッチ目のフィギュアも置いてあったので、これ大丈夫?俺気持ち悪がられてない?と思いながら観覧。
ワールドイズマインに深海少女、オリョクルで幾度となくお世話になったゴーヤちゃんなどなど。マジでニコニコ動画すぎ。
僕は基本アニメオタクなのでめちゃくちゃ興奮していました。アルベド様とか本当にエッチすぎるし。というかこれその作品の中でも特にエッチなキャラを選んで置いてますよね?古手川とか直葉とか、言い逃れできませんよ。
ここで気が付いたのですが、聞き覚えのある甲高い声が背後から聞こえてきます。そう、先程の小学生たちがここ円形劇場にやって来ていたのです。ある程度有名な博物館ですから理解はできます。と言っても通常展示を見に来ただけで、まさかこんなアニメキャラのおっぱいを見せる訳には…と思ったらそんなことはありませんでした。
小学生がわらわらと入ってきました。この特別展示の部屋に。
小学生にすーぱーそに子は早いって!!!
普通に怖くて逃げました。
ちなみに一番置いてあって嬉しかったのはこれです。
以上、倉吉旅行part1でした。長くなってしまいそうなので分けようと思います。
次回は(多分)有名なちくわパフェを食べに行きます。
最後に倉吉の道端で撮った写真を貼っておきます。
トイレがさわやかなことある?